Evernote にノートを追加するWindows用コマンドラインアプリです
enscript.exe /CreateNote に似たオプションを持っていますが、Evernoteがインストールされていない環境でも動作します
Windows10以降
EnCreate 本体をダウンロード、解凍してファイルを適当なフォルダへ置きます
EnCreate.exe は標準で自身のフォルダに Token情報を記録する EnCreate.ini を作成します Users 配下に配置するか、 Program Files や Program Files (x86) で利用する場合は /IniFile オプションを使用してください |
認証アプリケーション(EnCreateOAuth.exe)の起動に管理者権限が必要です
管理者権限はブラウザからの認証結果をレジストリに設定したアプリケーションへ渡す仕組みに必要なもので、
EnCreateOAuth.exe の起動時にレジストリに書き込まれ、終了時に削除されます
※ブラウザからのコールバック時も管理者権限でアプリケーションが呼び出されます
OAuth認証情報は、Evernote Web へログイン後、アカウント情報の「アプリケーション」で確認および取り消しが可能です EnCreateOAuth および EnCreate が取得・保存する情報は、Web認証後に生成されるアクセストークンや StoreUrl 等のみで、 認証過程で表示されるWeb画面のユーザー情報へは関知いたしません。 |
enscript /CreateNote に似た利用方法です
ex.> EnCreate.exe /I "test note" /S notebody.txt
ex.> EnCreate.exe /I "ノートAA" /S notebody.txt /A file1 /A file2 /T tag1 /T tag2
ex.> EnCreate.exe /I %FileName% /SN /AA file1 file2 file3
スペースを含むオプションは、" で括って下さい batファイルで利用する場合 % は %% で記述してください |
オプション | 意味 | 備考 |
---|---|---|
/N | 登録先ノートブック名 | /N の次のオプションでノートブック名を記載. 省略時は Evernote のデフォルト |
/I | タイトル | /I の次のオプションでタイトルを記載. デフォルトエンコードで処理します |
/S | 本分のファイル |
/utf8を併用しない場合、ファイルの内容をデフォルトエンコードで処理します 省略時は、標準入出力から本文を入力します(終了は Ctrl+Z) |
/SN | 本分なし |
本文なしで処理します (ver.1.0.3.0~) 標準入出力からも入力を求められません |
/A | 添付ファイル | /A の次のオプションでファイル名を記載. 複数ある場合は /A file1 /A file2 ...の繰り返し ※ファイルが存在しない場合でも、処理は続行されます |
/AA | 添付ファイル | /AA の次のオプションでファイル名を連続して記載. /AA file1 file2 file3 ... (ver.1.0.3.0~) ※ファイルが存在しない場合でも、処理は続行されます |
/T | タグ | /T の次のオプションでタグ名を記載. 複数ある場合は /T tag1 /T tag2 ...の繰り返し |
/TT | タグ | /TT の次のオプションでタグ名を連続して記載. /TT tag1 tag2 tag3 ... (ver.1.0.3.0~) |
/C | 作成日時 | /C の次のオプションで "YYYY/MM/DD hh:mm:ss" または filetime の形式で指定. 省略時はその時の日時 |
/E | 更新日時 | /E の次のオプションで "YYYY/MM/DD hh:mm:ss" または filetime の形式で指定. 省略時はその時の日時 |
enscriptと違い、コマンドラインはデフォルトエンコードで処理します. 日本語Windowsで、コマンドラインからの入力が文字化けする等の回避策です. |
オプション | 概要 | 備考 |
---|---|---|
/Utf8 | /S で指定したファイルを UTF8 として扱う | 省略時はデフォルトエンコード(日本語Windowsはsjis) |
/LT | 先頭行をタイトルに利用 | コマンドラインまたは /S 指定ファイルの先頭行をタイトルとして処理する(ver 1.0.2.0 以降) |
/Zip | 添付ファイルを Zip圧縮 | /A で指定されたファイル毎に圧縮します(要 7-zip32.dll) |
/7z | 添付ファイルを 7z圧縮 | /A で指定されたファイル毎に圧縮します(要 7-zip32.dll) |
/Pass= | /Zip または /7z を指定したパスワードで保護 | /Pass= に続けてパスワードを記載 |
/IniFile= | iniファイルの指定 | /IniFile= に続けて指定するiniファイルパスを記載 |
/Token= | Developer Token | /Token= に続けて Developer Token を記載 |
/StoreUrl= | NoteStore URL | /StoreUrl= に続けて NoteStore URL を記載 |
/OneTimeToken | Token と URLを iniファイルへ保存しない | |
/EraseToken | iniファイルの Token と URL をクリア | 単独で利用 |
batファイルで利用する場合 % は %% で記述しなければなりません |
変数 | 概要 | 備考 |
---|---|---|
%FileTime% | ファイル日時 | enscript の /C filetime と同じ |
%FileCTime% | ファイル作成日時 | /A オプションで先頭のファイル |
%FileMTime% | ファイル更新日時 | /A オプションで先頭のファイル |
%FileATime% | ファイルアクセス日時 | /A オプションで先頭のファイル |
%FileNameDateTime% | ファイル名の数字 | ファイル名先頭から数字12桁を取り出し生成 (ex. 2016_01_02_1320_foo.dat ) |
%FileNameDate% | ファイル名の数字 | ファイル名先頭から数字8桁を取り出し生成 (ex. 2016-01-05.log ) |
タイトル(/I で利用)
変数 | 概要 | 備考 |
---|---|---|
%FileName% | /A オプションで先頭のファイル名(拡張子なし) | |
%FileNames% | /A オプションのファイル名 | 複数のファイルを羅列 |
%FileNameEx% | /A オプションで先頭のファイル名(拡張子有り) | |
%FileNamesEx% | /A オプションのファイル名(拡張子有り・複数羅列) | 複数のファイルを羅列 |
コード番号 | 説明 | 備考 |
---|---|---|
0 | 正常終了 | コマンドラインへ Note id が表示されます |
1 | 認証失敗 | 認証情報の有効期限をご確認ください |
2 | 作成失敗(ローカル) | アップロード前のローカル処理で問題発生 |
3 | 作成失敗(データ送信) | アップロードで問題発生 |
上記以外 | その他 | その他の原因で正常終了出来なかった |
7-zip32.dll の入手
こちらからダウンロード・インストールして、7-zip32.dll へパスを通すか EnCreate.exe と同じ場所に置いて下さい
Zip/7z の圧縮について
添付ファイルはそれぞれが圧縮され、通常 複数のファイルを一つの書庫へまとめることはありません.
これは、Evernote は同名のファイルを一つのノートへ複数保存できますが、zip等の書庫は同一パスに同名のファイルを格納できないことからです.
(ex. e:\foo.pdf と f:\foo.pdf を一つのノートに添付できるが、別ドライブのパスを一つの書庫へまとめられない)
複数のファイルをまとめて圧縮するには、任意のフォルダ配下にファイルを置き /Zip または /7z と併用して /A オプションにそのフォルダを指定することで、可能になります.
※/Zip や /z7 を用いずに /A オプションにフォルダを指定するとファイルでないため無視されます
コマンドラインから本文を入れた時の終端
Ctrl + Z で本文の入力を終わらせられます(enscriptと同じ)
ファイル: EnCreate.exe EnCreateOAuth.exe EnCreate.ini を削除してください.
認証情報: Evernote Web から該当するアプリケーション認証情報の「取り消し」を行ってください
フォームからご連絡下さい
BAT構文や基本的すぎる質問、飛躍した要望はご遠慮ください。
作成動機がオレオレ使用です、お察しください